山形カシオは18日、水中で音声会話できるレジャーダイビング向けのトランシーバー「Logosease」(ロゴシーズ)の新製品として、従来モデルより価格を抑えて2台セットとした「LGS-RG005BA」を発表した。12月7日より発売し、価格は2台セットで79,800円。発売に先立ち、カシオ計算機の公式オンラインショップ「eカシオ」と、全国9店舗を展開するダイビングショップ「mic21」にて、11月19日より販売予約を受け付ける。
Logoseaseは、ダイビングで使用する一般的な水中マスクに装着し、レギュレータをくわえたまま水中で会話できるダイブトランシーバー。2013年1月に初号機「LGS-RG004」を発売しており(1台で62,790円)、好評を博している。筆談や手信号といった従来の水中コミュニケーション方法や、特殊な業務用機材とは異なり、レジャーダイビングで手軽に会話を楽しめる斬新な機器として評価も高い。
今回のLGS-RG005BAは、初号機で好評な小型・軽量の一体型フォルムはそのままに、機能、性能をシンプルにしぼることで普及価格を実現した(通信チャンネルを1つにするなど)。また、購入してすぐに使えるように、一緒に潜るバディ用との2台を1セットにパッケージ。レジャーダイビングを楽しむ、より幅広いダイバーに向けて展開する。
今後は、上級者用の「LGS-RG004」とともにラインアップ化を図り、ダイビングにおける新しい用途の提案と、水中での会話による楽しみを広げていくとしている。
LGS-RG005BAは、骨伝導マイクと骨伝導スピーカー、および音声伝達を超音波で行うことで、水中での会話を実現。水中での音声を聞き取りやすくするために、ノイズリダクションなどの高度なデジタル処理を行っている。LGS-RG005BAの実質通話距離は、透明度の高い静かな海の中で相手と正対した場合で、最大100mと長い。
送信モード(自分が話す)と受信モード(相手の声を聞く)は、本体を指で叩くタッピングで切り替える。そのほか、音声で切り替えるハンズフリー機能(送信モード切替)、3秒間の無音で自動切り替え(受信モード切替)も可能。
電源は内蔵リチウムイオン充電池(560mAh)で、フル充電での連続使用時間は約3時間。付属の充電スタンドで充電する。防水性能は最大水深42m(上位モデル「LGS-RG004」は55m)。本体サイズはW41×D44.8×H89mm、重量は107g、マイナス浮力は約25g。