効率性及び収益性を重視した路線計画へ転換する |
スターフライヤー(SFJ)は経営基盤を強化するため、平成25年度下期から平成26年度までの「SFJ経営合理化計画(2013-2014)」を策定。北九州-釜山線の運休、希望退職者の募集などを行う。
12機体制から9機体制へ
同社は11月15日に取締役会を開き、具体的施策を決議した。これまでの事業規模拡大を最優先とした路線計画から、効率性及び収益性を重視した路線計画への転換を図るべく、北九州-釜山線(1日2往復)を2014年3月30日以降より運休する。なお、その他の路線については変更を行わない。
機材計画に関しては、事業規模拡大を最優先とし計画を見直し、12機体制から9機体制での再出発を図る。また、30名程度を対象に希望退職者の募集。加えて、オペレーション体制の集約・最適化の推進するため、740名体制から660名体制にすることで、「量」的支援体制から「質」「効率」を重視した支援体制への転換を目指す。
固定費(委託契約等)に関しては、委託内容の最適化を実施し、発着空港単位でのハンドリング業務委託先を集約することで、15%の効率化・削減を掲げている。同時に、事業規模拡大に伴い増強した生産設備(訓練センター・事務所棟・格納庫)の効率性を高めることで、効率化・削減目標を15~30%に高める。
今後の営業体制としては、首都圏及び関西圏を中心とした認知度向上への施策、ウェブを中心とした販売チャネルの拡充を強化し、空港ハンドリング業務に関しても、規模拡大による事業の安定化とともに、より採算性を重視した受託体制の構築を目指す。