米NVIDIAは14日、同社のGPUを活用したC言語ベースの統合開発環境「CUDA」の最新バージョン「CUDA 6」を発表した。開発者向けのCUDA Toolkit バージョン6は2014年初頭の提供を予定する。
「CUDA 6」では新たにアプリケーションがCPUとGPUのメモリにアクセスできる「Unified Memory」に対応。CPUとGPUの間でメモリのデータをコピーする必要がなくなる。加えて、これまで以上に幅広いプログラミング言語でGPUアクセラレーションがサポートしやすくなるという。
また、既存のCPUベースのライブラリをGPUライブラリに置き換える「ドロップイン・ライブラリ」、単一のノードで最大8つのGPUまで自動的にスケーリングする「マルチGPUスケーリング」といった機能を備える。
このほか、CUDA 6プラットフォームでは、フルスイートのプログラミング・ツール、GPUアクセラレーテッド数学ライブラリ、各種文書、プログラミング・ガイドなどを用意するとしている。