タイムロードは11月15日、英Chord ElectronicsのUSB DAC「Qute EX」を12月5日より国内発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は180,000円前後。
Qute EXは、2009年に発売された「Qute HD」の後継モデル。Qute EXはサンプリング周波数192kHzまでのPCM信号と2.8MHzのDSD信号に対応していたが、Qute EXでは、DSD128(5.6MHz)とサンプリング周波数384kHzまでのPCM信号に対応した。なお、サンプリング周波数384kHzのPCM信号が利用できるのはUSBからの入力のみで、光/同軸のデジタル音声入力からは192kHzまでとなる。
入力インタフェースはUSB×1、TOSLink×1、同軸BNC×1で、出力インタフェースはRCAアナログ×2。全高調波歪は103dBv、S/N比は115dBv、ダイナミックレンジは118dBvとなっている。電源は専用のACアダプター。筐体はアルミニウムブロックの削りだし加工で作られており、本体サイズはW160×D40×H70mmで、質量は518g。
Qute EXは、10月26日~27日に開催された「秋のヘッドフォン祭2013」のタイムロードブースに参考出展されていた。
CHORDのDACでは、汎用のDACチップセットが使われておらず、DA変換をFPGAで実現している。そのため、従来機のQute HDからのアップデートサービスも行われる。申し込みの受付は11月15日より開始され、費用は31,500円。なお、対象は正規輸入品に限られ、サービスの受付にはシリアル番号が必要となる。