シンガー・ソングライターの槇原敬之が14日、音楽プロデューサー・亀田誠治が司会を務めるテレビ番組「亀田音楽専門学校」(毎週木曜23時25分~23時55分放送)にゲスト講師として出演した。
同番組では毎回、様々なアーティストをゲストに招き、J-POPのヒット曲に隠された音楽の秘密を解き明かしていく。今回はJ-POPのレコーディング現場でよく使われる"キメ"や"ブレーク"といったテクニックを取り上げ、その効果や効能について迫った。このキメが「大好き」だという槇原は、そのテクニックが効果的に使われている自身の代表作『どんなときも』について(サビの直前に鳴るジャン、ジャン、ジャジャン! という部分が"キメ"にあたる)、「(当時は)無意識に、今まで聞いていた音楽の影響もあって、自然とこれを作っていた」と明かした。
さらに、具体的にどんな曲から影響を受けたのかを聞かれると、「今回この番組に出るにあたって、すごく考えた」といい、その結果、思い当たったのは「ラーメンのCMソング」だったと明かした。そして、実際にそのCMソングを「育ち盛りは食~べざかり ゴマの健康~ (ジャン、ジャン、ジャジャン!) あ~らよ、出前一丁」と実演してみせると、司会の亀田からは「(『どんなときも』と)同じじゃん!!」とツッコミが入っていた。
このほか、槇原はこのキメとブレークを効果的に使用した「シカケ名曲選」を発表。田原俊彦の『ハッとして! Good』や久保田利伸の『流星のサドル』、KinKi Kidsの『硝子の少年』、B'zの『ウルトラソウル』を挙げたほか、特にこのテクニックを極めた大賞楽曲に山口百恵の『プレイバック part2』を選出。また番組最後には、亀田率いるバンドと共にこの名曲を実際に披露し、キメとブレークの効果を実演してみせた。