観賞用の魚として身近な金魚は、入手しやすく種類も豊富。金魚について知れば知るほどその愛らしい姿に心奪われてしまうことも。今回はそんな金魚の飼育方法についてご紹介します。
■金魚の種類を知っておこう
金魚は大まかに分けて3タイプあります。違いは飼育難易度や入手のしやすさなどです。初めてなら、まずは和金からチャレンジしましょう。
・和金(わきん)……縁日の「金魚すくい」で手に入る金魚です。フナを小さくしたようなシンプルな見た目が特徴で、色はオレンジを基本として白などが混じる場合も。飼育しやすく、入手しやすいので初心者向きです。
・琉金(りゅうきん)……胴体がまるく膨らんでおり、大きな尾びれがあるのが特徴。カラーバリエーションが豊富で、黒やオレンジ、白×オレンジ、青などが入る場合も。出目金(でめきん)もこのタイプに該当しますが、和金にくらべると全体的に飼育は中級者向きです。
・蘭鋳(らんちゅう)……背びれがなく、筒型の体型が特徴。体の一部に肉瘤(コブ)を持つものが多いです。上からの鑑賞に向いていますが、非常にデリケートな金魚であるために、飼育は上級者向きです。価格も高めに設定されています。
■水槽と水を用意
用意する水槽は、ガラスかアクリルが一般的ですが、手ごろな価格で入手しやすいのは後者です。サイズはいろいろありますので、最初は30~60cm程度のものからはじめて、飼育に慣れてきたら買い換えると良いでしょう。
水は水道水で問題ありませんが、そのままでは塩素濃度が強すぎるので、1~2日程度くみ置きしてから使いましょう。水は一度に全量取り替えるのではなく、3分の1から5分の1程度を新しいものにします。頻度は1~3日位です。ろ過装置があれば水変えによる手間も省け、金魚へのストレスも減りますので、本格的に飼う場合は購入を検討しましょう。
■餌は与えすぎに注意
餌は最低でも1日1回。2~3回あげてもかまいませんが、1回にあげる量は少なめにしましょう。あまりあげすぎると食べきれずに水を汚してしまいます。
■飼育場所にも気を使って
水槽を置く場所は安定したところを選びましょう。水温が変わりやすい冷暖房の近くや、直射日光の当たるところは避けたほうが無難です。