日産自動車は14日、100%電気商用車「e-NV200」を2014年度中に日本市場へ投入すると発表した。同モデルは、2014年半ばよりスペインのバルセロナ工場で生産を開始し、世界各国での販売も予定されている。
e-NV200は、電気自動車「日産リーフ」に続いて同社がグローバルで販売する2車種目のEV。ディーゼル車やガソリン車と同等の室内空間や多用途性、実用性を備えると同時に、CO2排出量ゼロという特長を併せ持っている。また、屋外行事や緊急の際の電源としても活用できる荷室の電源供給機能や、先進的なテレマティクスシステムを搭載し、さまざまなシーンにおけるビジネスの可能性を広げるとのこと。
同社は現在、e-NV200の特長を活かした効果的な活用法のモデルケースを確立すべく、横浜市と共にその具体策を検討しており、同市での公用車としての活用や、横浜市民全体を対象とした車両モニター制度の設置などが候補に挙がっている。今後、同市が新たにe-NV200活用のモデルケースの検討に取り組むことにより、将来にわたって公的利用が広がっていくことも期待できるという。
なお、23日より一般公開がはじまる『第43回東京モーターショー2013』の日産ブースに、環境未来都市を標榜する横浜市のマークを配したe-NV200を参考出品する。