「社畜」という言葉はビジネスシーンで利用されることはないものの、一部では現代の日本のサラリーマンを表現するにふさわしい言葉として使われています。そこで今回はマイナビニュース会員を対象にアンケートを実施し、「社畜」という言葉をどのように利用しているのかを調査してみました。
Q.「社畜」という言葉を使っていますか?
よく使っている 1.4%
使っている 3.6%
あまり使っていない 17.2%
使っていない 77.8%
■使っている人の意見
よく使っている
・「社外の友人との会話の中で自分を指して」(25歳男性/建設・土木/技術職)
・「働かされすぎてる、と感じるときに」(27歳男性/医療・福祉/専門職)
・「飲み会、学生との会話」(27歳男性/電機/技術職)
・「過酷な労働環境におかれた者同士で、自分たちのことを自虐をこめてこう呼ぶ」(35歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
使っている
・「友人にメールするとき。残業や休日出勤があったときにつかう」(25歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「ネットの掲示板などで意見をやり取りするときに使うことがある」(28歳男性/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
・「社会人同士の友人で、働きづめの現状に皮肉を込めて」(24歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「自分を卑下するとき」(25歳男性/電機/営業職)
■意味は?
「社畜(しゃちく)」とは造語であり、「会社」と「家畜」という言葉があわさたものです。「朝起きて毎日遅くまで残業する」、「休日出勤は当たり前」など、ひたすら会社のためあたかも奴隷のように働いている状態を比喩しています。日本では理想とかけ離れた労働環境が慢性化している企業も少なくなく、こういった言葉が友人や同僚との会話などで使われるようになったと考えられます。ちなみに英語では同様の意味で「wage slave」という言葉があります。
今回の調査結果で「社畜」を使っていると答えたのは5.0%でした。特に若い世代など、入社してまだそれほど長くない場合のほうが、自分が社畜であるという実感を持つケースが多いようです。自分の会社で社畜という表現が使われることのないように、一度労働環境のチェックを行ってみるのもいいでしょう。
調査時期: 2013年11月1日~2013年11月3日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性238名 女性262名
調査方法: インターネットログイン式アンケート