スタジオジブリ・宮崎駿監督の最後の長編アニメーション作品『風立ちぬ』の主題歌「ひこうき雲」を歌う、シンガーソングライターの松任谷由実が出演するNHK総合の音楽番組『SONGSスペシャル松任谷由実』が、11月22日(22:00~22:50)に放送される。
「ひこうき雲」が発表されたのは今から40年前の1973年。今回番組では、松任谷が当時通っていた東京・お茶の水を訪れ、この曲の誕生秘話を語る。そしてスペシャルパフォーマンスとして「ひこうき雲」がスタジオで披露される。
そのほか番組では、アメリカ・ロサンゼルスで行われたニュー・アルバム『POP CLASSICO』(11月20日発売)のレコーディングに同行。40年を越えるキャリアの中でこれまでメディアにあまり見せてこなかったレコーディングの現場に迫っている。また、松任谷は、「ひこうき雲」を作曲した頃に大きな影響を受けたフランスの詩人ジャック・プレヴェールの世界を探求するためにパリへ渡り、アルバム制作の際に改めて読み直したプレヴェールの作品からインスパイアされて作った楽曲「シャンソン」についても語っているという。
「ひこうき雲」が『風立ちぬ』主題歌に起用された経緯は、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、昨年発売された松任谷由実40周年記念ベスト『日本の恋と、ユーミンと。』で、改めて「ひこうき雲」を聴いたことがきっかけ。宮崎駿監督も同曲を聴いたところ「これ、主題歌だよ、ぴったりだね」と本作の世界観にぴったりと絶賛し、昨年12月に行われた『魔女の宅急便』Blu-ray発売記念のトークライブにて、ステージ上で鈴木プロデューサーがユーミンに公開オファーし、まさかのサプライズに松任谷はその場で快諾している。
『SONGS』は2007年4月に放送がスタートし、1960年代から現代にいたるJ-POPの名曲を中心に、 クオリティーの高いサウンドと映像で"いい歌をたっぷりと"届ける大人の音楽番組。今回の『SONGSスペシャル松任谷由実』は、NHK総合にて11月22日(22:00~22:50)に放送される。