NTTコミュニケーションズは12日、無料オンライン家計簿サービス「OCN家計簿」にセキュリティと使い勝手を高める新機能を追加し、12月1日から名称を「Kakeibon」(カケイボエヌ)へ変更すると発表した。
Kakeibonでは、新たなセキュリティ機能を追加することで、基本機能を強化。具体的には、Kakeibonに登録されている端末と異なる端末からアクセスした場合には、合言葉による二重認証を必須とする。また、Kakeibonと連携させている金融機関にオートログインする際にも、合言葉による二重認証を行う設定を選ぶことが可能になる。
操作履歴には、操作を行った端末名が自動で記録されるため、身に覚えのない、あるいは登録していない端末からのログインがないかを簡単に確認できる。セキュリティ機能の追加は12月中旬を予定している。
併せて、スマートフォン(iOSおよびAndroid対応端末)用Webサイトの最適化を実施。スマートフォンから、明細・資産・カレンダーの閲覧がスムーズに行えるようになる。なお、明細の入力機能については今後対応する予定という。
さらにKakeibonでは、OCN家計簿で提供中の基本機能(無料)に加え、新たにプレミアム機能の提供を開始。プレミアム機能の利用者は、明細検索が可能になり、「新着明細」「費目が付いていない明細」「支出ランキング」など、実用性の高い条件で検索することができる。また、「目標管理(将来金)」機能では、結婚資金や住宅購入頭金、老後資金など、将来必要な資金を準備するために月々いくら貯めればいいのかを自動的に計算し、貯蓄のシミュレーションが行える。
このほか、毎月の締め日に当月のレポートをメールで送信する「マンスリーメール」、明細データをまとめてダウンロードできる「明細エクスポート」、「タグ・現金自動管理」「明細自動処理フィルタ」など、様々な機能を利用することが可能になるほか、明細閲覧期間についても無料版の1年間から3年度に延長される。プレミアム機能の使用料金は月額210円(利用開始月は無料)。
今後は、さらに簡単・便利に家計を管理するツールとなることを目指し、より多くの金融機関やクレジットカード会社などとの連携を進め、サービスの拡充を図っていくとしている。