東芝は13日、無線LAN通信機能を内蔵したSDHCメモリーカード「FlashAir」シリーズの新製品として、32GBモデル「SD-WD032G」を発表した。11月16日に発売し、価格はオープン、店頭予想価格は7,500円前後の見込み。

SD-WD032G

2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに準拠したSDHCメモリーカードの32GBモデル。Class10に対応し、既存モデルの8GB/16GBモデルよりも大容量になった。特に容量を必要とするデジタルビデオカメラなどでの撮影にも有利。保存データはその場で、外部のスマートフォンなどと共有可能。無線LANセキュリティは、WPA2-PSK(TKIP/AES)、WPA-PSK(TKIP/AES)、WEP。本体サイズはW24×D2.1×H32mm、重量は約2g。

無線LAN機能も強化された。スマートフォンの無線LAN接続を「FlashAir」にしたまま、無線LANルータを介してインターネットアクセスできる「インターネット同時接続機能」が使えるようになっている。従来は、スマートフォンからの無線LAN接続先を、FlashAirと無線LANルータ/アクセスポイントとで切り替える必要があった。この機能は、ソフトウェア更新によるバージョンアップも提供され、従来の8GB/16GBモデルでも利用可能となる。

FlashAirとスマートフォンを使って、SNSへ写真を投稿するときの例。従来はスマートフォンの無線LAN接続先を切り替える必要があったが(写真左)、最新版からは不要になった。スマートフォンからインターネットへの接続は、FlashAir経由で行われる(写真右)