11月12日(米国時間)、米Googleは自社ブログ「Official Gmail Blog」で同社のメールサービスであるGmailと、オンラインストレージサービスであるGoogleドライブの連動性を高めたことを明らかにした。プロダクトマネージメントディレクターであるScott Johnston(スコット・ジョンストン)氏は、「電子メールの添付ファイルのダウンロードにかかる時間や、デバイスの空き容量を軽減できる」と述べている。
具体的には、Gmailの添付ファイル領域に<Save all to Drive>ボタンを用意し、同じGoogleアカウントでサインインするGoogleドライブ上に添付ファイルを保存するというもの。これらの改善により、ユーザーは添付ファイルをダウンロードプロセスから解放される、と同氏は述べている。
また、写真やビデオ、PDFなどの添付ファイルはGmail内のプレビュー画面で内容を確認することが可能になった。さらにプレビュー画面から同社のSNSであるGoogle+への投稿や、Googleドライブへの保存、印刷も行えるという。
プレビュー上に現れるボタンをクリックすると、Googleドライブ上のフォルダー選択も可能。もちろん従来どおりローカルストレージの保存も行える。ユーザーによっては添付ファイルをダウンロードしてから、さらにGoogleドライブにアップロードするといった手間を省くこともできるだろう。さらに同氏はGoogleドライブのアクティブユーザー数が1億2,000万人であることに触れ、今回の変更が多数のユーザーに恩恵を与えるものであると語った。
なお、筆者が確認したところ、すべてのユーザーに変更は適用されておいらず、Gmailの表示言語を英語に切り替えても添付ファイルの表示形式は従来のままだった。過去の例を踏まえると、数日内に適用されると思われる。