Cerevoは13日、ライブ配信機能を搭載したビデオスイッチャー「LiveWedge」を発表した。発売は2013年1月を予定する。直販価格は99,999円。

LiveWedge
※記事内の写真は開発中のもので、実際の製品とは異なる場合があります

「LiveWedge」は本体に4系統のHDMI入力を備え、映像をスイッチングできるビデオスイッチャー。音声はHDMIの4系統に加え、AUX-IN端子経由の外部入力を加えた5系統のミキシングが可能。本体にはSDカードスロットを搭載し、スイッチング映像の録画も行える。

LiveWedge背面

4系統のHDMI入力はいずれも著作権保護技術「HDCP」および、モバイル機器用の映像伝送インタフェース「MHL」に対応し、MHL対応スマートフォンやPCなどから映像出力できる。スケーラーも内蔵し、異なる解像度やアスペクト比間でのスイッチングにも対応する。

HDMI出力は2系統を搭載。スイッチングやミキシング後の映像と音声を出力する「プログラムアウト」、アプリの操作インタフェースをモニタに表示する「プログラムアウト」の2系統となる。

操作は本体の物理ボタンのほか、無料の専用アプリの提供で、iPadからも操作できる。タブレット連携機能として、プレビュー映像をタブレット端末から確認できる「タブレット・プレビュー」機能を搭載する。

13日時点の対応タブレットはiOS 7搭載のiPadおよびiPad mini。なお、Android向けアプリは今後提供予定で、Android 4.3以降を搭載したAndroid端末(液晶は解像度720p以上、アスペクト比16:9のもの)への対応を予定する。

無料の専用アプリの提供で、iPadでも操作可能。Android向けアプリも今後提供予定

アプリは直感的な操作を意識したUI。PinP(Picture in Picture)やクロマキーによる映像合成、ワイプ、フェード、カットといったトラジションに対応する

ライブ配信機能も備え、720/30pのHDライブ配信と映像のスイッチングが本機のみで行える。同社のライブ配信専用機器「LiveShell PRO」相当の機能を内蔵し、Ustreamやニコニコ生放送、YouTube Liveなどのライブ配信サービスと連携するほか、特定のサーバへの配信も可能。

なお、SDカードへの録画機能、iPadプレビュー機能、ライブ配信機能は排他利用となる。

同社の「LiveShell PRO」相当のライブ配信機能を内蔵する

本体サイズはW270×D155×H41mm、重量は約1.1kg(ACアダプタ含まず)。HDMI入力端子は4系統、音声入力端子はRCAで1系統。記録媒体はSDカードスロット。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、10BAE-T/100BASE-TX対応有線LAN。電源は専用ACアダプタ。

ライブ配信の解像度および、録画解像度は最大1080/30p(ビットレート10Mbps、音声256kbps)。HDMI入力解像度は最大1080/60p。