コーエーテクモゲームスは12日、東京・千代田区の東京国際フォーラムにて、今年30周年を迎えた『信長の野望』シリーズの最新作『信長の野望・創造』の完成発表会を開催し、ゲストに歌手の平原綾香、ファッションデザイナーの山本寛斎氏、衆院議員でタレントの東国原英夫氏が出席した。
『信長の野望・創造』は、「新時代の創造」をコンセプトに、織田信長が成し遂げられなかった天下布武、新しい世界の創造をプレイヤー自らの手で作り上げていく歴史シミュレーションゲーム。美しくリアルに進化する城下町や、多数の軍団が入り乱れるダイナミックな合戦、ドラマティックなイベントといった、前作『信長の野望・天道』以上の内容に仕上がっているという。プレイヤーは、織田信長や武田信玄など戦国大名の1人となって采配をふるい、内政や合戦、外交などを巧みに行い、並みいる強敵を打ち破り、戦国大名の夢であった天下統一を目指していく。対応機種は、シリーズ初となるPCとPS3での同時リリース。発売日は12月12日で、価格はPS3版が9,240円、PC版(WindowsXP/Vista/7/8)は1万290円。
発表会には、織田信長の衣装に身を包んだ本作のゼネラル・プロデューサー、シブサワ・コウ氏(コーエーテクモゲームス代表取締役社長・襟川陽一)と、今回の信長の衣装をプロデュースしたファッションデザイナーの山本氏が登場。この衣装についてシブサワ氏は「まず、自分の姿を鏡で見て"カッコイイ"と心底思った。衣装は20Kg、刀が5Kgと重いが、当時の戦国武将の苦労も体感できる」と大絶賛。また、山本氏は「以前、戦国武将の甲冑を着て馬に乗ったがとても重かった。一度落馬すれば命の保障がない命がけのもの。だからこそ、威風堂々たる貫禄が生まれるのではないか」と武将の魅力を熱く語っていた。
その後、『信長の野望・創造』のテーマソングを歌う平原が登壇し、シブサワ氏とのトークセッションへ。シブサワ氏は「私がファーストシングル『ジュピター』で彼女が歌う旋律とメロディの美しさにほれ込み、今回30周年を記念してテーマソングを作ることになった時、絶対平原さんにお願いしたいと思った」と、今回のオファーの経緯を説明。一方、平原は「最初は『信長の野望』ファンなら誰もが知っている『OVERTURE』を歌うことがプレッシャーだったが、作詞家・松井五郎さんやたくさんの皆さんに助けてもらい、素晴らしい作品に仕上がった」と自信を覗かせていた。また、11月13日に発売される「Shine ~未来へかざす火のように~」の初回限定版には、平原を武将としてゲームに登場させるシリアルコードが同梱されることも明らかになり、自身の武将イラストを見て平原は「最初は"姫"として登場すると思っていたが、まさかの武将で、逆にうれしい」と感激した様子だった。
さらに、特別ゲストとして『信長の野望・全国版』のプレイ経験もあるという衆院議員でタレントの東国原英夫も応援にかけつけた。『信長の野望・創造』について「歴史に"たられば"をつけられる、まさに"創造"力をかきたてる素晴らしい作品。ゲームのやりすぎはいけないが、脳の活性化や創造力を養えるので、いい距離でプレイしてほしい」と本作をアピール。また、「東国原さんの理想とする国は?」という質問には「特に若者が夢を実現するチャンスを平等に与えられる社会や国家」と回答していた。
そのほか、『信長の野望・創造』の開発プロデューサー、小笠原賢一氏よりコラボレーション企画として、映画『清洲会議』のシナリオの追加や、菊正宗酒造とのタイアップ、ウェブマガジン「Manga Samurai Style」でコミカライズなどの発表も行われている。
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