カシオ計算機は、楽曲のコード進行を自動分析して検出するiPhoneアプリ「Chordana Viewer」の提供を開始した。価格は1,000円。このほか、任意の楽曲の伴奏を手軽に楽しめる無料アプリの「Chordana Tap」の提供もスタートした。
「Chordana Viewer」は耳でコード譜を書き起こす手間を軽減できるアプリ。独自の楽曲解析技術「Chordana」により、オーディオファイルから周波数分析や時間変化を分析して、曲のコードを検出することができる。
iTunesから任意の楽曲を取り込むと、その曲のコード進行を自動分析・検出し、コード譜として表示する。コード譜の編集や保存、好みのキーの指定でコードの自動変換も可能。テンポの変更も行える。
バーチャル楽器として、ピアノ鍵盤、ピアノパッド、ギターパッドの3種類が用意されており(一部有料コンテンツ)、楽曲の再生にあわせて、タップ操作でこれらの楽器を使って演奏することもできる。楽曲再生中には、鍵盤や弦を押さえる場所を表示してくれるほか、耳を使った楽曲のコピーがしやすいように、ボーカルと伴奏のバランス調整も行える。このほか伴奏の録音、MIDI対応機器との連携なども可能。
「Chordana Tap」は、鍵盤楽器・ギター未経験者向けに作られたアプリ。iTunesの楽曲を取り込むと、楽曲解析技術Chordanaで曲のコードを検出(非表示)。ガイドに沿ってバーチャル楽器をタップすることで、伴奏している気分を味わうことができる。
キー、テンポの変更、バーチャル楽器(ピアノパッド・ギターパッド・リズムパッドの3種で一部有料)の変更、伴奏の録音ほか、伴奏結果をポップス・ロック・ラテン・ダンス・ジャズの5要素で評価する機能も備えている。