俳優・三浦春馬が、2014年1月スタートのフジテレビ系ドラマ『僕のいた時間』(毎週水曜22:00~22:54)で主演を務めることが12日、明らかになった。フジテレビ系の連ドラでの単独主演は、今回が初となる。

ドラマ『僕のいた時間』で主演を務める三浦春馬

三浦が演じるのは、筋肉が徐々に衰えて呼吸困難に陥り、最終的には人工呼吸器をつけないと死に至ってしまう筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)という難病と闘う澤田拓人。生きる目的を漠然としか考えていなかった若者が、自分の余命をわずかと知り、残された人生を模索していく。三浦は「限りある命の期限を背負ってしまった主人公を、全身全霊で演じていきたいです。仕事、友達、恋人、家族関係をリアルに演じ、難病に立ち向かう主人公の心の底を追求していきたいです」と意気込みのコメントを寄せている。

澤田拓人は、就職活動中の大学4年生。拓人と同様に就職先が見つからず、途方に暮れる大学生の同級生・本郷恵役を多部未華子、就職活動に失敗し大学院へと進んだ拓人の先輩・向井繁之役を斎藤工、恵の友人・村山陽菜役を山本美月が演じる。そのほか、医学部に入学が決まっている拓人の弟・澤田陸人役に野村周平、拓人の主治医・谷本医師役に吹越満、恵の母・本郷翔子役に浅田美代子、拓人の母・澤田佐和子役に原田美枝子といった豪華俳優陣が脇を固める。

三浦とは4年ぶりの共演となる多部は、「本当に楽しみです」と撮影を心待ちにしている様子で、「就職と恋愛という大学生が抱える悩みを軸に、さまざまな問題、悩み、葛藤を抱える女性を演じるということは難しいですが、とてもやりがいがある気がしています」と気合十分。また、『SUMMER NUDE』(フジテレビ系)や『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』(TBS系)など連ドラ出演が続いている山本は、「実際に今自分の周りは就職活動を終えた友達が多く、悩んでいる時期を目にしていた」と明かし、「そんな背景の中で病気やさまざまな葛藤に立ち向かう二人と関わりあいながら、村山陽菜という役を作りあげていきたいです」と意欲を見せていた。

多部未華子

山本美月

斎藤工