フォード・ジャパンはこのほど、グローバル・プロダクトとして世界中で展開するコンパクトカー「フィエスタ」を、2014年に日本へ導入すると発表した。低燃費でありながら100PSものハイパワーを誇る1.0リットルエコブーストエンジンを搭載する。

フォード「フィエスタ」

「フィエスタ」はフォードの「One Ford戦略」のもと、グローバル・プロダクトとして世界中で展開しているコンパクトカー。最大の特徴はそのエンジンにあり、3気筒で排気量997ccと、フォードの中では最もコンパクトなサイズの1.0リットルエコブーストエンジンを搭載する。このエンジンは直噴、Ti-VCT(吸排気独立可変バルブタイミング機構)に先進のターボを組み合わせ、低燃費でありながら最高出力100PSを誇る。そのパフォーマンスは世界でも高く評価され、2012年、2013年の2年連続でインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを受賞している。

エクステリア・インテリアのデザインは、フォードが提唱する「キネティック(動的な)デザイン」コンセプトをさらに進化させたデザインテーマ「One Global Design Language」が反映されている。コンパクトカーでありながら巨大なグリルを装備し、存在感あふれるデザインとなっている。

「フィエスタ」は世界62カ国で販売されており、2012年には72万3,130台を販売してベストセラーサブコンパクト(Bセグメントカー)に輝いた。なお、日本での詳しい導入時期や価格は発表されていない。