「AKB48グループ ドラフト会議」が10日、東京・グランドプリンスホテル新高輪で開催され、終了後にAKB48グループ総監督の高橋みなみ、HKT48劇場支配人の指原莉乃をはじめ各チームのキャプテンが取材に応じた。
高橋は、「人を選ぶ立場になるのは初めてだったので、全員採りたくなってしまったのは正直ありました」と胸の内を明かし、「でも、やっぱりチームに必要な人材ということで選ばせていただいて満足いく結果になったと思います」と初の試みにも手応えを感じた様子。「AKB48は面白いくらいに欲しい人材がかぶらなかったのでビックリしています」と振り返り、今後各チームのキャプテンが交渉へと進むにあたり、「ここから先はスタートラインを切るかどうかを彼女たち自身に決めてもらいたい」と指名を受けた候補者たちにメッセージを送った。
12歳コンビの後藤萌咲さん、下口ひななさんを指名したチームKキャプテン・大島優子は、「チームの力になる子を選ばせていただきました」と選出理由を明かし、「これを期に48グループももっと盛り上がって、もっと応援したいという気持ちになってくださるファンの方が増えれば」と期待を寄せた。また、「2人はレッスンの時から"なまいきーず"というのを組んでいたみたいなので、チームKに、AKB48に生意気必要だなと」と語り、「化学反応として私たちお姉さんがどういう風な対処をしていくか、あたふたする姿がとっても楽しみ」と笑顔を見せた。
一方、指原は候補者一覧の写真を見た時から福岡出身の17歳・山本茉央さんに一目ぼれ。ステージ上のパフォーマンスが苦手と聞いていたが、「HKT48はダンスの基礎レッスンやボイストレーニングを初めて練習しているので、一緒に成長できるのではないかなと思います」と今後の成長に期待する。チームHキャプテンの穴井千尋も、「パフォーマンスを見てステージ映えするなと確信し、唯一の福岡出身ということで一緒に福岡を盛り上げてくれるんじゃないかなと思って指名させていただきました」と将来性を感じている様子だった。
この日、29人の候補者の中で指名を受けたのは20人。指名された候補者は、最長で12月末日までの交渉期間に入る。惜しくも選ばれなかった9人は、一般の生活に戻るが、次回の各グループオーディション時には最終審査から参加することができる。