プラチナ・ギルド・インターナショナルは7日、「プラチナ・ジュエリー体験セミナー」を実施した。パーティーなどでジュエリーを身につけることが多いこれからの季節。プラチナ・ジュエリーは、他の素材とどう違うのかを知るべく取材した。
純粋性、希少性、永遠性のあるプラチナ
同イベントは、10月8日~10日にネオマーケティングがインターネットで行った「ジュエリーに関する意識調査」の結果を受けて開催された。同調査によれば、「女性の3人に1人が『ジュエリーに悩みがある』と感じている」という。具体的には、手入れの方法やさびについての悩みが挙げられていた。
イベントでは最初に「プラチナ基礎知識講座」が行われた。講座では、プラチナの起源が20億年前のいん石の衝突にあることが明かされた後、「純粋性」「希少性」「永遠性」というプラチナの3つの特徴が紹介された。
「純粋性」とは、プラチナの最低純度が85%と、ゴールド・ジュエリーの最低純度37.5%に比べて高いこと、「希少性」とは、有史以来の採掘量がゴールドの18万トンに比べて6,000トンと少ないこと、「永遠性」とは、日常生活で変質・変色の心配がないことだという。
プラチナを身につけるときのコツとしては、購入時にはお店でたくさんのジュエリーを試着してみることと、試着後は全身鏡でバランスや雰囲気を観察することだという。同社の土屋クミ氏に尋ねると、コーディネートの際には「身長に合わせてネックレスの長さを変えるなど、全身のバランスを取るのがポイント」と話してくれた。
プラチナの手入れに関しては、プラチナは汗などに強く、変質・変色の心配がないため、ふだんは柔らかい布でさっと拭くだけで輝きが戻るとのこと。
プラチナの輝きに歓声も
続いて、実際にプラチナを体験できる時間が設けられ、プラチナ・ジュエリーの試着やプラチナテディベアとの記念撮影、プラチナを使ったネイルアートが行われた。
実際にプラチナジュエリーを試せるコーナーに行くと、プラチナ・ジュエリーを目にした参加者が口々に「かわいい!」という声を響かせていた。実際に体験してみると、プラチナの丈夫さと輝きを感じられた。
記念撮影ができた「プラチナテディベア」はプラチナの装飾を施されたテディベアで、王冠とブローチ、つえを持ち、腕にはプラチナの「グランドセイコー」を身につけていた。
ネイル体験のコーナーでは、左手の小指にプラチナの星を飾るというプログラムを実施。参加者はネイルの施された自分の爪を、熱心にカメラに収め、プラチナを身近に感じているようだった。
プラチナのトリビアも紹介
最後は「プラチナ・トリビアクイズ大会」を実施。クイズ大会では、高温に強いプラチナの溶ける温度が約1,800℃であること、同じリングを作ったときの重さが金よりも重いこと、日本でプラチナがエンゲージリングとして選ばれている割合が90%であることなどが明かされた。
日常生活で変質や変色せず、約1,800℃まで溶けることがないプラチナ。20億年前のいん石衝突で出現したというロマンチックなエピソードと合わせて、"永遠"を感じるジュエリーとして選んでみてはどうだろうか。なお、現在Facebook懸賞アプリ ポチカムにて、「プラチナ・トリビア」にまつわる投票キャンペーンを実施している。