App StoreにiOSアプリは数あれど、結局のところよく使うのは「Safari」や「カレンダー」など標準装備品だ。なかでも「メール』は、もっとも利用頻度が高いアプリの最右翼といえる。iOSがアップグレードされるたび、なんらかの機能強化が行われるのは、それだけ重視されていることの証明だ。

とはいえ、インターネットメールの仕組みに仕様変更があるわけもなく、斬新な新機能の追加は期待できない。過去を振り返っても、デザインの変更や操作性の改良がおもなところだ。最新のiOS 7も、おもに操作性の向上に絞って変更が加えられている。

地味ながらじわじわと使い勝手に影響するような改良が多いなか、特に印象深いものを挙げるとすれば、スワイプで前画面に戻る機能が追加されたことだろう。新着メールを読み終えたあとメール一覧画面に戻りたいとき、メール一覧画面からメールボックス一覧へ戻りたいとき、これまでは画面上部をタップしていたが、iOS 7の「メール」では画面左端を右方向へスワイプするだけで、1つ前の画面へ戻ることが可能になった。

ただし、新規メッセージ作成画面では、左端のスワイプは動作しない。新規メッセージから1つ前の画面へ戻るには、画面左上の「キャンセル」をタップして下書きを削除/保存するか、送信してしまうしかない。メッセージの閲覧と設定画面で使える機能、と覚えておこう。

操作手順をカンタン解説

1 iOS 7の「メール」では、フリックで1つ前の画面へ戻ることが可能になった。ここでは例として、適当なメールボックスを開いてみる

2 1つ前の画面へ戻るには、画面の左端を右方向へフリックする

3 フリックを続けると、1つ前の画面へ戻ることができる

(提供:iPad iPhone Wire)