タムロンは11月7日、150mmから600mmまでの焦点距離をカバーする超望遠ズームレンズ「SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD(Model A011)」を開発発表した。対応マウントは、キヤノン用、ニコン用、ソニー用を用意。発売時期や価格は未定。
35mm判換算での最大焦点距離が600mmの超望遠ズームレンズ。LDレンズ3枚を1群に2枚、3群に1枚配置し、軸上色収差を徹底補正。eBANDコーティングとBBARコーティングにより、ゴーストとフレアを抑制する。
手ブレ補正機構「VC」を採用し、超音波モーター「USD」を搭載。フルタイムマニュアルフォーカスに対応するので、オートフォーカス後のピントの微調整をマニュアルで行える。RAWデータの現像用に「SILKYPIX Developer Studio for Tamron」の専用バージョンが付属。レンズの光学データに基づいた各収差補正機能を備えている。
主な仕様は、焦点距離が150~600mm、明るさがF/5-6.3、最小絞りがF32-40。画角は35mmフルサイズセンサーで16.25度~4.8度、APS-Cサイズセンサーで10.38度~2.4度。レンズ構成は13群20枚、絞り羽枚数は9枚(円形絞り)。
最短撮影距離は2.7m、最大撮影倍率は1:5。フィルター径は95mm。丸形フードと着脱式三脚座が付属。本体サイズは最大径が約105.6mm、長さが257.8mm、重量は1,951g。