映画『ゼロ・グラビティ』に出演しているサンドラ・ブロックが7日、ロシアから日本人初・アジア人初のコマンダー(船長)として国際宇宙ステーション(ISS)に出発した若田光一宇宙飛行士に異例のコメントを発表した。
同作は、宇宙空間での船外活動中に、予期せぬ事故によりスペースシャトルを失ってしまったメディカル・エンジニアのライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)と、ベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)の様子を描いたもの。
このたび、ISSに出発した若田宇宙飛行士に対し、ライアン・ストーン博士として"宇宙に行った"S・ブロックは「素晴らしいわよね。無事を祈ってるわ。モジュールの1つに、口紅と鍵を置いてきてしまったの。それは私のお気に入りの口紅で、もう作られていないの。だからそれらを持って来てくれたら嬉しいわ(笑)」とウィットに富んだコメントをよせた。
また、日本人2人目の女性宇宙飛行士である山崎直子氏も「日本人が船長を務めるということは初めてのこと。その大役を立派に果たして、ぜひ日本の代表として宇宙でのご活躍を期待しています!若田さんはジョージ・クルーニー演じるマット・コワルスキーのように、常にどっしりと構えたベテランの余裕のある、他の宇宙飛行士たちを安心させられる船長になれると思います。」とエールを送った。
映画『ゼロ・グラビティ』は12月13日より、全国公開。