日本AMDは7日、Radeon GPU新シリーズの最上位モデルにあたる「AMD Radeon R9 290X」を搭載するグラフィックスカードの国内販売を、本日より開始すると発表した。店頭予想価格は69,800円。同カードを搭載するパソコン製品の発売も本日より順次スタートする見通しだ。
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「AMD Radeon R9 290X」徹底検証!! 新世代ハイエンドRadeonの実力を探る
発売済みのRadeon R9/R7シリーズと同様に、GCN(Graphics Core Next)アーキテクチャをベースとした製品で、R9/R7シリーズ世代の最上位モデル。前世代のシングルGPUの最上位モデルだったRadeon HD 7970 GHz Editionと比較して、ストリームプロセッサの数が2,048基から2,816基と増加したことに加えて、メモリのバス幅が512bitに拡張、周辺回路の強化などが行われている。このほか、新しい3D描画API「MANTLE」や「TrueAudio」に対応する。
リファレンスカードの主な仕様は、SP数は2,816基、Texture Unitは176基、ROPは64基、コアクロックは最大1GHz、メモリは512bit接続のGDDR5 4GB、メモリクロックは5Gbps(データレート)、補助電源ピンは8ピン×1、6ピン×1。PCとの接続バスインタフェースはPCI Express 3.0。映像出力コネクタはDVI×2、HDMI×1、DisplayPort×1。
ちなみに製品発表時、北米市場における参考価格としては549ドルというアナウンスもあった。
ほか日本AMDでは、Radeon R9 290Xの販売開始にあたり、同GPUを搭載するパソコン製品を対象にPCゲーム『BATTLEFIELD 4』をバンドル提供する「AMD Radeon R9 290X搭載PCモデル限定 BATTLEFIELD 4キャンペーン」を実施する。ツクモ、ドスパラ、フェイス、マウスコンピューターのパソコンが対象で、詳細については、各社のWebサイト等も参照のこと。