LINEは7日、2013年第3四半期の業績を公表した。それによると、同社の連結売上は191億円で前年同期比48%増となった。主力のLINE事業でユーザー数が増加、ゲームやスタンプなどの課金コンテンツによる収入、広告収入などが伸びた。
第3四半期におけるLINE事業の売上は99億円。従来のグロス計上からネット計上に変更しており、従来のグロス計上で換算すると売上は156億円で同58.3%増になる。ネット計上はGoogleやAppleなどのアプリストアに支払う30%の決済手数料を除いた金額のうち、開発会社との契約に基づいてLINEが受け取る金額だけを売上として計上したもの。ネット計上の対象は「LINE GAME」「LINE マンガ」のみとなる。
ネット計上ベースのLINE事業における売上構成は、ゲーム課金が約6割、スタンプ課金が約2割、その他、公式アカウント・スポンサードスタンプ等になる。
同社の森川亮代表は「売上については、ゲームやスタンプなどのユーザー課金を中心に堅調に伸びている。加えて、広告事業においても「LINE FREE Coin」などの新サービスが高い評価を得ており、ユーザー課金と広告収入の双方がバランスよく成長している」と業績を総括。さらにユーザー数については「目標としていた世界3億ユーザーの獲得を、年内に無理なく達成できる見込み」としている。
ユーザー獲得に向けて、直近ではインドでプロモーションを強化し1000万人以上のユーザーを獲得、中南米に加えトルコやイタリアなどでも新規ユーザーが増えているという。
なお、LINE GAME事業では、総計39タイトルを展開。今秋からフィンランドなど欧州デベロッパーとも連携し、新タイトルを展開していく予定。主要タイトルについては、ローカライズ化を図る。
(記事提供: AndroWire編集部)