三井住友カードとセブン・カードサービスは、このたび、セブン&アイグループの電子マネー「nanaco(ナナコ)」の加盟店開拓に関して業務提携したと発表した。

同提携に基づく加盟店の第一号として、三井住友カードは「東京駅一番街」の約100店舗に「nanaco」決済サービスを導入し6日にサービスを開始している。

電子マネー「nanaco」は、セブン・カードサービスが提供するプリペイド方式の電子マネー。9月末現在の発行枚数は2505万枚にのぼり、セブン-イレブンをはじめとするnanaco加盟店(約13万5500店)で利用することができるという。

日本のVisaのパイオニアである三井住友カードは、40年以上にわたり、クレジットカードや電子マネー等様々な決済サービスの加盟店事業に取組んできており、日本全国に幅広い加盟店網を構築しているとしている。

同提携により、セブン・カードサービスはnanaco加盟店の裾野をさらに拡大することを目的として、三井住友カードの持つ強固な加盟店基盤を活用することが可能となるという。また三井住友カードにとっても、加盟店に提供できる決済サービスがさらに拡充することで、加盟店へワンストップで多様なサービスを提供することが可能となるとしている。

また、セブン・カードサービスと三井住友カードは、2011年11月よりnanacoへのクレジットチャージ、12月より三井住友カードのポイントサービス「ワールドプレゼント」から「nanacoポイント」への移行サービスを開始していて、nanacoを利用しているカード会員の利便性向上を図っているという。このたびのnanaco加盟店開拓についての業務提携により、両社の紐帯をより強化し、nanacoサービスのさらなる拡大を図っていくとしている。