116社が参加するウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム(WDLC)は、都内で記者会見を開き、2013年11月6日より2014年4月9日までWindows XP搭載PCの買い替えを後押しする「最新パソコン、買うなら今でしょ!」キャンペーンを発表した。
これは日本マイクロソフトによるWinodws XPのサポートが2014年4月9日で終了することから、安心、安全な最新パソコンおよびタブレットへの買い替えを促進する長期キャンペーン。
メインキャラクターには、「今でしょ!」の決めゼリフでおなじみの東進ハイスクールの林修先生を起用し、新旧パソコンの違いや今買い替えるべきであるというメッセージを家電量販店の店頭、Web広告、屋外広告など発信していく。これに合わせて、「がんばれ! 林販売員」というテーマで林先生が家電量販店の販売員に扮して、パソコン売り場で接客するドキュメンタリーテイストのWebムービーもキャンペーンサイト上で順次公開していくという。
メインキャラクターの林修先生。販売員となり実際に接客したムービーを見て、「やってるときは夢中でしたが、改めてみると恥ずかしいですね」と語った。「自分の言葉が相手に伝わるという点で、販売員と講師は共通していますね」とも。右はキャンペーンサイト |
会見では、WDLC会長の香山春明氏(日本マイクロソフト 執行役常務)の挨拶に続き、経済産業省 商務情報政策局の上村昌博氏が登壇。上村氏は「(Windows XPの)サポート切れによって脆弱性に対するパッチが提供されなくなる。これは極めて懸念される事態です」と切り出し、Windows XPの発売時よりもサイバーの脅威も増大している中、セキュリティ機能が向上しているWindows 7、8に乗り換えることは個人だけではなく、企業、政府にとっても必要なことである、とWindows XPを使い続けることの危険性を説明した。
また、マイクロソフトの業務執行役員である藤本恭史氏は「Windows 8のマルウェア感染率はWindows XP SP3に比べて14分の1と低い」と最新OSに乗り換える重要性を解説した。
会見には林先生も登場し、WDLCの理事である、NECパーソナルコンピュータ 相談役 高塚栄氏、ソニーコンスーマーセールス 代表取締役 執行役員社長 辻和利氏、東芝 デジタルプロダクツ&サービス社 国内営業統括部 統括部長 長嶋忠浩氏、富士通 執行役員 ユビキタスビジネス戦略本部長 齋藤邦彰氏らとともに「パソコン買い替えるなら、今でしょ!!」とおなじみのポーズを決めた。
WDLCの理事は、「法人は進んでいるが個人ではWindows XPからの移行がまだまだ進んでいない」とし、「日常の利用シナリオを通じて展開したい」「新しいパソコンの魅力をしっかりと伝えていきたい」など、キャンペーンに対する意気込みを語った。
【動画】林先生とWDLC理事の「今でしょ!」(音声あり) |
なお、WDLCによる「最新パソコン、買うなら今でしょ!」とは別に、日本マイクロソフトでは「Windows XP から買い替えるなら今でしょ!」キャンペーンを実施する。概要はこちらの記事を参照していただきたいが、どちらも「今でしょ!」押しでXPからの買い替えを訴えていく。
「今でしょ!」と「お・も・て・な・し」のツーショット
会見後の囲み取材では、今年の流行語大賞に選ばれそうですが最大のライバルは? との質問に林先生が「滝川クリステルさんの『お・も・て・な・し』でしょうね」と答えたところで、滝川クリステルのモノマネで知られる滝川クリサヘルが登場。「今でしょ!」と「お・も・て・な・し (モノマネ)」の豪華ツーショットが実現した。
林先生が「本人より素敵かもしれませんね」と言えば、滝川クリサヘルが「お・と・こ・ま・え」と切り返すといったやりとりを展開。さらに、滝川クリサヘルは「『お・も・て・な・し』のおかげで3年ぶりに復活できました」と語り、さらに「私の人生もかかっているので流行語大賞を取ってほしい」と、会場を爆笑させた。林先生も「そこまで切実だと、どうぞと譲りたくなる」と戦意をそがれたようだ。
来年の流行語も狙っているのでは? との質問に、林先生は「いくつか仕掛けてまったくうけなかったので封印しました」と語り、新作を発表するなら……と言ったところで「今じゃないでしょ」と素早く切り返した。
会見後は、ビックロ ビックカメラ新宿東口店に移動。ビックロの店長とガッチリ握手し、店内で販売員を演じるなど、キャンペーンをアピールして締めくくった。