周知の事実ですが、浮気は許される行為ではありません。ですが、それがわかっていながらも男性を浮気に駆り立ててしまう"魔の瞬間"は実在します。それは一体、どんな時なのでしょうか。
■"好き者"に言い寄られた時
少数派ではありますが、他にパートナーがいるとわかっている男性をあえて口説く女性がいます。男性側が彼女や妻がいると断言しているにも関わらず、誘ってくるのです。
こういったタイプの女性は家庭環境が影響している、過去にパートナーがいる男性を奪った"成功体験"がある等、いろいろな理由を抱えていますが、その場ではそんな理由は当然、関係ナシ。
男性は「1回だけならいいかな……」と、狩猟本能が刺激されてしまうのです。もちろん男性は遊びの相手としか見ませんが、してしまえば浮気は浮気。こういった男性すら予期していなかった事態を迎えた時の浮気抑止は、パートナーとの日ごろの強い結びつきが物を言います。
■ストレスのはけ口として
仕事やプライベートで抱えたストレスのはけ口として、男性は浮気に駆り立てられてしまうことがあります。「ストレスがたまったら最も良き理解者であるパートナーに話を聞いてもらいたい」と考える女性にとって、共感できない行動かもしれません。
男性がなぜストレスのはけ口を浮気に向けるのかと言うと、大切なパートナーをストレスという"垢"にまみれさせたくないから。パートナーには常に前向きなカッコイイ自分を見せたいという心理の現れなのです。こちらも"好き者"に言い寄られた時と同様、腹を割って話す関係作りが重要になります。
■パートナーに性的魅力を感じなくなった時や性行為を長期間拒まれた時
相手に性的魅力を感じなくなる理由は、彼女が激太りしてつき合った当初の面影がなくなるほど変貌したから、長年つき合っていて飽きたから、行為の後も平然と裸でいるなど"女性としての恥じらい"に欠けているからなど、人によりさまざまです。
ある20代男性は以前、浮気したくなった理由をこう語っていました。「彼女の大きい胸が好きだったのに、ダイエットをして痩せたら胸も大幅にしぼんでしまったから」。結局この男性は浮気には至りませんでしたが、これは見た目の変化が男心を浮気に駆り立てそうになる一例と言えるでしょう。
女性側が長期間、性行為を拒むことも、男性の脳内に「浮気」という文字がよぎる一因です。この期間も人により異なりますが、長期間していなくても仲良しのカップルも実在しますから、一方が我慢しすぎる関係は亀裂を生むと言えます。
上記3つに当てはまったからと言って、男性は必ずしも浮気をするわけではありません。ですが、「ストレスがたまった時に"好き者"に言い寄られた」など、理由が複雑に絡み合うと確率が高くなることは確かです。パートナーの心と体、あなたはしっかりとつかんでいますか?
著者プロフィール
内埜さくら(うちの さくら)
恋愛コラムニスト。1200人以上の人物取材の経験で磨かれた鋭い洞察力が武器。事務、販売、接客など数多くの職業を経験後、2004年にフリーライターとして活動開始。多種多様な依頼をこなすうちに人物取材を得意とするようになり、男性誌で約3年以上、恋愛やセックス特集を担当。ライター活動中に取得した心理カウンセラーになるために学ぶ必須項目の心理学と取材データを元に、処女作の「恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80」(講談社)を上梓。心理カウンセラーとしても活動中。「恋愛コラムニスト内埜さくらのブログ」も更新中。