ペイパルとジェーシービー(以下JCB)はこのたび、業務提携に向けた基本契約書に署名し、2014年3月を目途に「PayPal Here」によるJCBブランドのクレジットカードの取り扱いを開始することで基本合意したと発表した。
ペイパルのオンライン決済において以前から利用可能であったJCBブランドのカードがこのたびの合意によりスマートフォン決済ソリューション「PayPal Here」での対面決済にも利用できるようになることで、「PayPal Here」は「VISA」、「MasterCard」および「American Express」を含め、日本国内の主要なクレジットカードブランドすべてを取り扱うことが可能になるという。これによって、消費者はカードブランドを問わずに買い物ができるとともに、売り手の売上増加・さらなる機会創出にいっそう貢献することができるとしている。
「PayPal Here」は日本全国の小売業、飲食店およびサービス業などで活用されていて、現在までに数千店が契約しているという。クレジットカードのみならずスマートフォン向けのペイパルアプリを使って買い物ができる「顔パス支払い(チェックイン支払い)」など、現金以外の便利な支払い手段を提供することで、ペイパルは「財布のいらない世界」の実現を目指していくとしている。
JCBは、カード決済のすそ野を拡大し、キャッシュレス化を促進していくとしている。