鬼平江戸処(イメージ)

NEXCO東日本は12月19日に、東北自動車道(上り線)羽生パーキングエリア(PA)に「鬼平江戸処」をオープンする。

フードコート・売店は9店舗

同施設は、小説『鬼平犯科帳』の主人公・鬼平こと長谷川平蔵宣以(のぶため)が生まれた1745年から、江戸の町人文化が隆盛を極めた文化・文政年間(1804年~1829年)に焦点を当てたスポット。民俗学者の神崎宣武氏が監修・指導を行い、アートディレクターは相羽高徳氏が務める。建物から小物まで、江戸の雰囲気が体感できるよう「本物」にこだわった。

お食事処(フードコート)・売店は、併せて9店舗がオープン。老舗や名店の味はもちろん、江戸の庶民に親しまれた食材を使った丼ものや、気軽に楽しめる串ものなどの軽食も取りそろえる。飲食スペースは、『鬼平犯科帳』に登場する軍鶏料理屋「五鉄」を再現した。

売店では、小説に登場する「目黒・桐谷の黒飴」などのオリジナル商品を始め、伝統的な工芸品や江戸老舗のお菓子、和雑貨などの商品を販売する。従業員の所作も江戸らしく、どこからか聞こえてくる物売りの声の演出にも、江戸の要素を取り入れた。訪れた人は、まるで江戸時代にタイムトリップしたような体験が楽しめるという。

同施設は12月19日の10時にオープンする。