アクサ生命保険(以下アクサ生命)はこのたび、東日本大震災の経験を踏まえ、事業継続体制をさらに強化することを目指して、2014年内に「札幌本社」を設立することを決定した。

アクサ生命は、北海道に強固な営業基盤を有するとともに、新契約、保全、コールセンター、給与査定・支払い部門などの重要な機能を、すでに札幌市に設置しているという。今後、こうした機能と人員を拡充するとともに、その他の事業継続上の重要な本社機能を札幌市に配置する予定。

今後2014年末まで段階的に人員の異動を行い、札幌本社を社員120名体制とし、派遣社員、業務委託等の取引先業者のスタッフを含む総勢400名を超える体制を構築するとしている。アクサ生命は、こうした事業拠点の分散と重要業務の移転によって、事業の継続性を飛躍的に強化し、いかなる状況においても顧客にサービスを継続的に提供できる体制を構築していくとしている。

また、札幌本社のオフィスを、現在建設中の「札幌三井JPビルディング」に設置。同ビルは、優れた制震構造や、72時間の非常用電力供給体制など最先端の機能を備えており、事業継続の物的条件を満たすだけでなく、札幌市の中心地に位置しており、オフィス環境としても非常に優れていることから入居を決定したという。