「現在、独身でいる理由」

結婚情報サービスのオーネットは、北関東(茨城県、栃木県、群馬県)在住の25~39歳の一般独身男女計518名を対象に実施した「結婚」に関する意識調査の結果を発表した。調査は10月11日~17日、インターネットにて行われた。

出会いの少なさ、経済状況が結婚に影響?

調査ではまず独身でいる理由について聞いたところ、最も高い割合となったのは「異性との出会いの機会がほとんどない」であり、男性の39.2%、女性の32.2%が回答した。「経済・雇用の不安」については女性においては14.5%にとどまるが、男性では35.7%と3人にひとりが結婚しない理由に挙げた。「彼の収入が安定しないから」(30歳:女性)など、女性からの悲痛な声も見られた。男性におけるこの数値は9月に首都圏の一都四県の独身男性に対して実施した同様の調査時の29.5%に比べると約6%も高かった。

北関東の独身女性が結婚相手に望む年収474万円

「結婚相手に望む年収」

北関東在住の独身女性たちが結婚相手に希望する年収は474万円となった。県別にみてみると3県ともに400万円であり、最も高いのは茨城県の494万円。9月に公表された「民間給与実態統計調査」によると全国の30歳~34歳男性の平均給与は431万円、同じく34歳~39歳男性の平均給与が491万円であることからみると、今回の調査で得られた希望年収474万円は現実的な数字といえそう。一方、男性が女性に求める年収額は163万円となり、男女の希望年収額を合計すると全体では637万円となった。

「性格/人柄」重視の傾向が特に強いのは群馬県男性

「結婚相手に重視する項目は何ですか(男性の回答)」

「結婚相手に重視する項目は何ですか(女性の回答)」

結婚相手に重視することの1位は男女ともに「性格/人柄」となった。女性では87.1%が重視すると回答した。男性全体では78.7%であったが、群馬県の男性では90.9%もの男性が重視すると回答し、際立って高くなった。さらに「価値観」「愛情」と続く。4番手は女性では「収入」、男性では「容姿/外見」となり、男女間で重視する事柄の違いが顕著に表れた。