映画『ばしゃ馬さんとビッグマウス』初日舞台あいさつが2日、都内で行われ、出演者の麻生久美子、関ジャニ∞の安田章大、岡田義徳、山田真歩、吉田恵輔監督が登壇した。

『ばしゃ馬さんとビッグマウス』初日舞台あいさつに登場した麻生久美子

本作は、自称・夢をあきらめきれずに挑戦し続ける主人公"ばしゃ馬さん"こと馬淵みち代(麻生久美子)と、自称・もうすぐ天才脚本家の"ビッグマウス"こと天童義美が、衝突を繰り返しながらも夢に向き合っていく、心温まるロマンティックコメディー。

観客の前に登場した麻生は、「この作品は自分の夢と向き合う話なんですけれども、私も夢が叶ったように見えて、まだ夢を追いかけている途中です。夢ってあるだけでしあわせだし、なくてもこれからできるかもしれないし。私も頑張っていくので、作品をきっかけにご自身の夢について考えてくれたらうれしいです」と話した。安田は「本当に良い作品に仕上がったので、一度といわず二度、三度と見てください。自分の友達にも話していただきたい、街を歩いていてまったく知らない人にいきなり言うのはおかしいのでね。ぜひ力を貸してくださいね」とアピールして、会場の笑いを誘った。

出産後初の撮影現場に挑んだ麻生だが、撮影では29テイクを撮った難関なシーンもあったという。このときの心境について聞かれると、麻生は「すみません29回も。監督のプレッシャーがすごくて。ボロッボロにされましたね。愛情あるプレッシャーでした」と笑顔で振り返った。

また、吉田監督から素晴らしい作品を創り上げた出演者に向けて感謝状が授与される一幕もあった。監督が麻生に向けて、「出産されたあとで大変な時期だったにも関わらず、現場で盛り上げてくれてありがとうございます。伝えたい言葉が麻生さんのおかげで多くの人に伝わりました。僕の愛情は止まることを知りません。これからもずっと久美子ストーキングを続けます」とジョークを混ぜて感謝を述べると、麻生は「変態~」と笑いながらも、「うれしいです。ちょっと苦しかった分、監督の言葉を聞いて泣きそうになりました。またご一緒したいです」とひたすら感激していた。