エプソンは1日、A4対応ドキュメントスキャナの新製品として、ヘビーな自炊ユーザーやオフィス向けとなる「DS-860」を発表した。2014年2月上旬より発売し、価格はオープン、店頭予想価格は126,000円。
本体に「スキャナビパネル」を搭載し、DS-860側から手軽にスキャン操作できる。添付ユーティリティ「Document Capture Pro」を使って最大9通りのスキャナ設定(サイズ/解像度/保存形式など)をジョブとして登録することで、DS-860のスキャナビパネルからジョブ番号を選んで実行するだけで、接続したPCの任意フォルダへ保存したり、メール添付で送信したりといった作業を効率的に行える。
ADFの容量は80枚で、1パス自動両面スキャンに対応。そのほかの対応原稿と給紙容量は、エンボスなしプラスチックカードが3枚、エンボスありプラスチックカードが1枚、名刺が30枚、ハガキが30枚、長尺紙が1枚、封筒が1枚となる。スキャン速度は(A4縦の原稿)、200dpiおよび300dpiのスキャン時で、カラー/モノクロとも片面60枚/分(両面120面/分)。
イメージセンサーは光学600dpiのCIS×2基、光源はRGBの3色LED。出力フォーマットはJPEG、TIFF、マルチページTIFF、BMP、PDF。インタフェースはUSB 2.0、本体サイズはW300×D166×H158mm、重量は約4kg。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8、Windows Server 2003 / 2008 / 2012。
なお、オプションとして「ネットワークインターフェイスユニット」(DSBXNW1)が用意される。有線LANに対応し、液晶パネルやボタン類と行ったパネルを装備。パネル操作だけでスキャン作業を行えるほか、ネットワーク上のPCを登録しておき、スキャンする原稿の種類に応じて別々のPCに保存するといった使い方が可能。DSBXNW1は11月14日より発売し、価格は30,000円(税別)。