セレスが運営するアルバイト求人情報サイト「モッピージョブ」は1日、「就業者に聞いた! アベノミクス意識調査」の結果を発表した。

同調査は、2013年10月23日~10月24日の期間にスマートフォンリサーチにて行われ、就業している20歳以上の男女888人から有効回答を得た。

まず、アベノミクスによって今後景気は良くなると思うかと尋ねたところ、「変わらないと思う」が56.9%で最も多く、就業者の期待はそれほど高くないことが判明。一方、「かなり良くなると思う」(1.9%)と「やや良くなると思う」(22.9%)と答えたポジティブ派は24.8%となり、「やや悪くなると思う」(12.5%)と「かなり悪くなると思う」(5.9%)と答えたネガティブ派の18.4%を6.4ポイント上回った。

アベノミクスによって今後、景気が良くなると思うか

企業規模別に比べると、ポジティブ派の方が多かったのは「1,000人以上」「300人~1,000人未満」「20人~300人未満」の企業で、最も差が開いたのは「1,000人以上」の18.0ポイント差だった。反対にネガティブ派がポジティブ派を上回ったのは「20人未満規模」のみ(3.1ポイント差)で、企業規模によりアベノミクスへの期待度が異なることが浮き彫りになった。

給料はアベノミクスによって今後上がりそうかと聞くと、78.2%が「変わらないと思う」と回答。また、「やや下がると思う」(9.7%)と「かなり下がると思う」(5.2%)の合計は14.9%だったのに対し、「かなり上がると思う」(0.8%)と「やや上がると思う」(6.2%)の合計は7.0%にとどまり、将来についてネガティブなイメージを持つ人の方が多かった。

給料はアベノミクスによって今後上がりそうか

去年に比べて、今年の給料は上がったかとの問いに対しては、「変わらない」が64.9%、「上がった」が17.8%、「下がった」が17.3%。今年のボーナスについては、「変わらない」が37.2%、「下がった」が16.2%、「上がった」が9.9%となった。

消費税が8%に上がることに賛成かと質問したところ、57.7%が「反対」と回答。次いで、「どちらとも言えない」が33.9%、「賛成」が8.4%となった。

消費税が8%に上がる前に買いたいものとしては、「家電製品」が35.0%で最多。以下、「その他消耗品」が23.6%、「自動車・バイク」が20.2%と続いた。

年代別・商品別に見ると、増税前に住宅を購入したいと答えた割合は、20代では14.3%、30代では16.4%に上ったのに対し、40代では3.8%、50代以上では8.2%にとどまり、中間・年配層より若年層の方が住宅購入意欲が高いことがわかった。また、「家電製品」については、40代の数値が最も高く40.3%に達した(20代は34.3%、30代は32.8%、50代以上は33.0%)。