ローランドは、商業施設や駅や空港、イベント会場などの放送設備として使用されるオーディオ・レコーダー、ARシリーズの最上位モデル「AR-3000SD」を、2013年国際放送機器展「Inter BEE 2013」(11/13~15、幕張メッセにて開催)で発表する。発売は2014年4月予定で、価格は未定。
同製品は、ショッピング・モールなど商業施設の館内放送やBGM、駅や空港など公共施設での定時アナウンス、また、イベント会場での案内ナレーションや各種防災放送など、生活のさまざまな場所で活躍する音声録音再生装置。従来モデルとの互換性を保ちながら、さらに高音質(24bit/96kHz非圧縮WAV形式)での録音/再生にも対応した最上位モデルとなっている。年間のスケジュールなどを含む、きめ細かなスケジュール管理が可能な「プログラマブル・タイマー機能」をはじめ、音声の再生中にLINE INから入力された音声をミックスして出力できる「ライン・スルー機能」などを搭載し、一台で効果的な放送運用を実現する。また、Webブラウザ経由で、状態監視や設定の変更などが行えるLAN端子を標準搭載。記録媒体にコンパクト・フラッシュ・メモリーに加え、SD/SDHCメモリーも採用された。メモリー・カードに記録されたデータをパソコン(Windows)上で編集できるソフトウエア「ARE-3000」が、同社ホームページより無償ダウンロードにて提供予定だ。