俳優・坂口憲二が主演を務めるフジテレビ系の人気ドラマシリーズ『医龍』の第4弾が、2014年1月から放送されることが1日、明らかになった。

『医龍』シリーズで主人公・朝田龍太郎を演じる坂口憲二

『医龍』シリーズは、医療ジャーナリスト・永井明の原案、乃木坂太郎の作画で2002年から2011年まで小学館ビッグスペリオールで連載された人気漫画を原作とし、2006年4月期にドラマシリーズ第1弾となる『医龍 Team Medical Dragon』が放送された。坂口演じる天才心臓外科医・朝田龍太郎を主人公に、時代の最先端の医療現場で戦う医師たちの姿を描いてきた。

来年1月から放送される『医龍4~Team Medical Dragon~』(毎週木曜22:00~22:54)のテーマは「世界か日本か?」。大企業や商社が海外の病院を買収し、富裕層相手の診療で外貨獲得を狙う一方、国内では地方の医療を担ってきた中規模病院の経営が困窮している。医師不足の逆風も重なり、患者にとって最も必要な病院が相次いで閉鎖。厳しい状況の中、朝田と彼が優秀なメンバーをそろえた「チームドラゴン」は、理想の病院を作るために再結集する。

坂口のほか、稲森いずみ(心臓血管外科医・加藤晶役)、小池徹平(心臓血管外科医・伊集院登役)、阿部サダヲ(麻酔科医・荒瀬門次役)、佐々木蔵之介(循環器内科医・藤吉圭介役)、夏木マリ(救命救急医・鬼頭笙子役)、岸部一徳(政府の医療国際進出プロジェクトの中心人物・野口賢雄役)といったシリーズでおなじみのキャストが勢ぞろい。さらに新キャストとして、朝田の唯一の恩師である医師・桜井修三役として平幹二朗が出演する。

2010年10月期の第3弾以来のシリーズ復活に、坂口は、「自分自身、この話を聞いてびっくり。3年前のパート3で一区切りついたと思っていたのでまさかまたチームドラゴンのみんなと会えるなんて」と驚きを隠せない様子。「またあの長いオペシーンを撮ると思うとゾッとしますが」と言いながらも、「今回は初心に帰って最強のチームを作り、この3年間待っていてくれた皆さんのためにも最高のオペをお見せできればと思っています」と意気込んでいる。