ライフネット生命保険はこのたび、9月13日に発表した合弁契約に基づき、韓国の大手生命保険会社である教保生命保険(以下教保生命)と設立した合弁会社が、韓国金融委員会から生命保険業に係る免許を取得したと発表した。

これにより、合弁会社は、教保ライフプラネット生命保険(以下教保ライフプラネット生命)として、12月に営業を開始する予定だという。

韓国の生命保険市場は、保険料収入ベースで世界第8位(出所:スイス・リー シグマ調査)の規模を有する一大市場であり、近年は規制緩和等に伴いチャネルの多様化が進むなど、大きな変革のときを迎えているという。また、同国はインターネット先進国でもあり、若年層を中心にインターネットを活用した金融取引がますます盛んになっている。こうした中、ライフネット生命と教保生命の両社は、ライフネット生命のインターネットによる生命保険事業における知見と、教保生命の韓国市場における強固な事業基盤という両社の強みを活かし、教保ライフプラネット生命を共同設立したという。

教保ライフプラネット生命は、保険募集人による対面販売を中心とする現在の生命保険業界の販売構造を革新させて、20代から40代の若い顧客層をターゲットに、顧客自らが生命保険契約における手続きをインターネットで完結できるようにしたいという思いから誕生した、韓国で初めてというインターネットを主な販売チャネルとする生命保険会社だという。申込みから支払いまでの全ての手続きをインターネットで行うことにより、いつでもどこでも利用することができる便利な保険サービスを実現するとしている。

なお、営業開始に当たっては、低廉な保険料に加え、シンプルでわかりやすいことを特長とする定期死亡保険、終身死亡保険、年金保険および年金貯蓄保険の4商品の販売を予定している。

教保ライフプラネット生命は、インターネットを通じて、顧客に低廉な保険料の商品と温かみのあるサービスを提供することをブランドコンセプトとして掲げているという。「ライフプラネット」という名称には、合理的な選択により、生命保険本来の価値である必要な保障を、低廉な保険料で、地球という惑星のすべての人々に提供したいという思いが込められているとしている。 そして、ロゴマークは、教保ライフプラネット生命が常に顧客と同じ目線、同じ考え、同じ気持ちを共有することで、顧客を常に笑顔にさせたいという思いを込めて、顧客と教保ライフプラネット生命の両者の笑顔を二つの「e」によって表しているとしている。

教保ライフプラネット生命は12月に営業開始を予定するとともに、2016年末までに保有契約件数10万件を目標として、韓国のネット生保におけるリーディングカンパニーを目指すとしている。