本田技研工業は31日、3列シートの上級ミニバン「オデッセイ」と「オデッセイ アブソルート」をフルモデルチェンジして、11月1日に発売すると発表した。
5代目となる新型オデッセイは、リアにスライドドアを採用したほか、天井高を上げるだけでなく、床面高を下げる「超低床プラットフォーム」構築を採用。従来モデルをしのぐ広い室内空間と、低く抑えた重心や足回りの構造見直しなどによって安定した走行性能を確保している。
2列目シートには、シートバックを倒すことでシートクッションが最適な角度に持ち上がる新機構に加えて、オットマンやシートバック中折れ機構も備えた2列目プレミアムクレードルシートを採用。3列目シートは、各乗員の肩が触れ合うことなく3名が座れる3分割リクライニング機構を搭載する。
パワートレインには、次世代環境技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY」を投入。従来モデルに対して、出力・トルク・燃費性能が向上した2.4L DOHC i-VTECエンジンを採用している。価格は249万円~350万5,000円。
新型オデッセイ アブソルートは、上質で迫力あるスタイリングに加えて、力強い加速を発揮する新開発の2.4L 直噴 DOHC i-VTECエンジンを搭載。無鉛レギュラーガソリン仕様ながらも、ダイナミックな加速に加え、優れた燃費性能とクリーン性能を両立したとのこと。また、シャシーも専用のセッティングにすることで、よりスポーティーな走りが楽しめるという。価格は295万円~373万円。