四輪車・二輪車用シートなどを手がけるテイ・エス テックはこのほど、「第43回東京モーターショー2013」への出展を発表し、同時にその内容も公開した。「みんなの夢、"座る"の未来」を体感できる数々の展示を行う。

テイ・エス テックのブース

同社は自動車用シート、ドアトリム、二輪車用シートなどを開発から生産まで一貫して行う自動車内装部品の総合メーカー。今年の東京モーターショーでは、「Touch "座" Dream」をコンセプトに、「みんなの夢、"座る"の未来」を提案し、触れて、体感できる製品を多数展示する。展示の目玉は、同社の研究会「座ラボ」のアイデアである「相棒シート」を初めて形にした近未来型シートとのこと。

「座ラボ」は「座る」を哲学し科学する研究会で、バイクや自動車のシートを50年以上作り続けてきた同社のさまざまな部署から先鋭の若手社員が集まり、快適な「座る」を研究している。出展されるシートは、座っただけで各種調整機構が乗員の体格に応じたポジションに自動調整するというもので、ドライブシミュレーターでその効果を体感できるという。

また、クッションセンサーでドライバーの呼吸変動を検出し、居眠りなどの低覚醒状態だと判定した場合にシートバック内蔵の振動モーターが作動し、眠気を低減させるシートも展示する。「第43回東京モーターショー2013」は11月22日から12月1日まで、東京ビッグサイトにて一般公開される。