東芝は29日、1985年に発売したラップトップPC「T1100」が「IEEEマイルストーン」に認定されたことを発表した。T1100は世界初のIBM PC/XT互換ラップトップPC。同社においては、2008年の日本語ワードプロセッサ「JW-10」に続き、2件目のIEEEマイルストーン認定製品となった。
「T1100」は当時としては高解像度の液晶ディスプレイや3.5インチFDDを搭載。8時間のバッテリ駆動、約4.1kgの重量を実現していた。今回、ラップトップPC市場の創出と拡大に大きく貢献したことが認められた形となる。
IEEEから贈呈される記念の銘板は、神奈川県川崎市の東芝未来科学館(2014年初頭にリニューアルオープン予定)に常設展示される。IEEEマイルストーンは、開発から25年以上経過し、社会や産業の発展に多大な貢献をしたと認定される歴史的な業績を表彰する制度。