東京スター銀行は28日、用途に応じた4種類の個人向け目的ローン「スターワン目的ローン」の取扱い開始をした。

同商品では、利用目的に合わせて「教育・じぶん学びローン」「医療・介護ローン」「不動産諸費用ローン」「一般目的ローン」の4種類を用意。目的や使途が明確な資金を融資することにより、年率2.8%~7.8%(保証料を含む)で、500万円まで借り入れ可能な無担保ローンとしたという。

「教育・じぶん学びローン」は、入学金や授業料はもちろん、進学に向けた引越し、留学や仕送り費用、自身の習い事など教育に関わる資金、「医療・介護ローン」では、先進医療の治療費、美容整形やレーシック、介護施設への入居費用、不妊治療など医療・介護に関わる資金、「不動産諸費用ローン」では、新居購入時の不足資金やリフォームのほか、不動産取得税などの不動産諸費用、「一般目的ローン」は、自動車や家具の購入、旅行など、使途が明確な資金に利用できるとしている。

借入金は、原則、支払い先への振り込みとするが、資金計画書を提出することにより、仕送り費用は100万円まで、医療・介護にかかる費用は50万円まで、不妊治療にかかる費用は200万円まで、振り込みすることなく活用できるという。また、「教育・じぶん学びローン」では、子どもが就学中には利息のみの返済を選ぶことも可能で、教育費がかかる時期の家庭の負担を軽減できるとしている。その他、融資申し込み日前2ヵ月以内に納付済みの教育に関わる資金については、領収書の写しを提出することにより、振り込みとせずに利用できるなど、柔軟性を持たせ、使い勝手をよくしたとしている。

同行はこれまでも、預金連動型住宅ローンやリバースモーゲージ、おまとめローンなど、顧客本位の発想で数々のユニークな商品を開発してきたという。同商品の導入により、顧客のさまざまなライフステージにおける資金ニーズにさらに柔軟に対応するとしている。今後も企業理念である「ファイナンシャル・フリーダム~お客さまをお金の心配から解放する~」に基づき、付加価値の高い商品・サービスの提供を目指していくとしている。