マイボイスコムは同社が提供する「テキストマイニングサービス(Text-Voice(テキストボイス)」を用いた、「理想の住まいに関するアンケート調査」の分析結果について発表した。
日当たりや便利さなどが重要な要因に
「テキストマイニングサービス(Text-Voice)」では、文章を最大で6つの言葉の組み合わせで分類することができる。今回の「理想の住まいに関するアンケート調査」では、約5,300件の自由記述回答を同サービスで解析した。すると、「理想の住まい」の条件として最も多く挙がったのは「日当たり、治安、眺望のよい場所」だった。
続いて挙がったのは、「交通、買い物や病院などの日常生活に便利な場所」「自然があり、静かな環境」などで、上記回答と合わせると、立地環境が住まいにとって重要な要因であることが分かる。
理想の住まいは「地震や災害に強い」など
次に、住まいについての理想の背景を理解するため、住まいの理想についての価値観の構造を更に分析し、1枚のマップにまとめた。すると、「地震や災害に強い」「太陽光発電、冷暖房、防音の整ったメンテナンスコストの安い家」「スーパーや図書館、公園などの施設に近い静かな環境」など、大きく6つの価値観があることが分かった。
また、年齢階層によっても価値観が異なり、10代~40代は「子供が安心して住め、キッチンやお風呂などの設備も快適」を住まいを求めている一方で、50代以上の方は「バリアフリーでコンパクトな家で、自然に恵まれた環境」を求めていることが明らかとなった。
「地震や災害に強い」ことも条件に
次に、発言量と結束度(主張の強さ)を分析し、今後注目する理想の住まいの条件をまとめた。多くの人にとって今後も重要である価値観は、「交通、買い物や病院などの日常生活に便利な場所」であることが挙げられる。まだ少数意見だが、今後伸びていくと思われる意見は「プライバシーが守られるスペースがある」や「地震や災害に強いこと」のようだ。
女性は日当たりや眺望、男性は静かな環境を重視
性別で見てみると、女性の多くが「日当たり、治安、眺望のよい場所」「交通、買い物や病院などの日常生活に便利な場所」を重要な条件として挙げている。一方、男性の多くが挙げているのは「自然があり、静かな環境」であった。また、女性は収納スペースやメンテナンスの便利さなど、こだわりの条件が多いことも明らかとなった。