2010年春より放送されたTVアニメ『Angel Beats!』の劇中バンド「Girls Dead Monster(通称:ガルデモ)」2代目ボーカル・ユイ役の歌い手に抜擢され、2011年春にソロデビュー。以降、数々のアニメタイアップ曲などを手がけ、注目を集める女性アーティスト・LiSAが、2ndフルアルバムとなる「LANDSPACE(ランドスペース)」を2013年10月30日にリリースする。
2012年2月22日にリリースされた1stフルアルバム「LOVER“S”MiLE」以来、およそ1年8カ月ぶりとなる本作は、オリコンCDシングル週間ランキングで上位にランクインした2ndシングル「crossing field」、3rdシングル「best day, best way」、4thシングル「träumerei」をはじめ、、LiSA自身が作詞・作曲を担当した「winding road」など全12曲を収録。初回生産限定盤と通常盤の2ラインナップで、初回生産限定盤は特典映像Blu-ray・DVD付きコンボ盤仕様となっており、特典ディスクにはこれまでにリリースされた全シングルのミュージッククリップやメイキング映像が収録される(Blu-rayとDVDの収録内容は同じ)。
そこで今回は、2ndフルアルバム「LANDSPACE」のリリースを前にLiSAが語ったメッセージを紹介しよう。
LiSAが語る2ndフルアルバム「LANDSPACE」
――1stフルアルバムから1年8カ月ぶりの2ndフルアルバム「LANDSPACE」がリリースされます
LiSA「私の中では、シングルって物足りない感じがあるんですよ。1曲目がアニメのタイアップだとすると、残り2曲は自分の好きなことをさせてもらうんですけど、私の持っているものってそれだけじゃない。もっともっとやりたいことがある。だからアルバムを作ること、アルバムの世界を作ることが大好きなんです。なので、アルバムを作るって聞いたときは、『よし、これで自分の好きなこと全部やってもいいんだ』って思いました」
――LiSAさんの好きなことを全部やると1枚では足らないのでは……
LiSA「だからもっともっと作りたいなって(笑)」
――さて、自分の好きなことということですが、今回のアルバムでやりたかったことはありますか?
LiSA「今回はポップなアルバムを作りたいと思いました。というのは、ライブのセットリストを作るとき、ここにポップなナンバーを入れたいなって思っても、自分の持っているカードの中には、そこにハマるポップな曲がなかったりするんですよ。LiSAといえば、ポップなものからロックなものまで幅広くあるんですけど、やはりどちらかというとロックが多いので、今回のアルバムでは、その足りていないポップをいっぱい詰め込もうと思いました」
――やはりこれまではロック寄りな曲が多かったですよね
LiSA「そうなんですよ。ロックが好きなので当然と言えば当然なんですけど、どちらもバランスよくあってほしいので、今回はポップなものを作りたかった。ただ、ポップとは言っても、どポップではなく、あくまでもポップロックでありたいと思っています」
――どポップなものというと?
LiSA「キラキラした感じの……アイドルソングみたいな曲ですね。アイドルソングも好きなんですけど、LiSAという名前で歌う以上、ポップはロックであってほしい。私自身、ポップなものも好きなので、機会があればそういったどポップを歌うのもありだと思うし、ライブの中の1曲に入ってきても、それはそれですごく楽しいと思うんですよ。でも、LiSAという振り幅の中では、やはりポップロックでありたいです」
――そんなポップロックを詰め込んだという「LANDSPACE」ですが、まずはタイトルの意味を教えてください
LiSA「"landscape"って単語があるじゃないですか。景色や展望という意味なんですけど、ここまでLiSAとして活動してきた2年半ぐらいで、みんなと一緒に過してきたひとつひとつが、ちゃんと私の抱えている過去であり、良いことも悪いことも全部それが景色なんだって思えるようになってきた。後ろを振り返ったとき、あそこで喧嘩したことも、あそこで転んだことも、その全部が景色なんだなって。そう思えるようになったのは、これまで私を支えてきてくれたみんながあってのことだと思っているので、今度はそんなみんなが楽しめるスペースを作りたい。音楽を通して、今度はLiSA LANDといえるスペースを作りたい。そんな気持ちから、『LANDSPACE』というタイトルにしました」