『アース』(2007年) などのネイチャードキュメンタリーで知られる英国BBCと20世紀フォックスがタッグを組んで放つアドベンチャー大作 『ウォーキング with ダイナソー』の製作発表記者会見が28日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、声優を務める木梨憲武、ダイナソー子供大使を務める鈴木福、日本語版監修、国立科学博物館・研究主幹の真鍋真、BBCワールドワイド ジャパン代表取締役社長の宗方謙、20世紀フォックス映画の日本代表ジェシー・リーが登壇した。

『ウォーキング with ダイナソー』の製作発表記者会見に出席した木梨憲武(左)と鈴木福

本作は、科学的検証の下、恐竜の子育てや大移動など、新たな発見を盛り込んだ世界観を、『アバター』(2009年)で使用された3D技術を駆使して映像化する野心作。まるで太古の地球に迷い込んだような臨場感が味わえる、実体験型3Dアクション・アドベンチャー大作となる予定だ。

会見では、圧倒的スケールの3D特別フッテージ映像も上映された。主人公のダイナソーの声優を務める木梨は「僕、いりますか? これは、邪魔しないようにしないと。プロの方たちと作戦を練らないとダメだ。ことの大きさにビビっています」と神妙な面持ちを見せた。恐竜が大好きだと言う鈴木は、恐竜のコスプレで現れ、「2Dでもすごいと思ったけど、3Dで見ると、触りたくなっちゃいました」と大興奮。さらに「福井の恐竜博物館へも行って、化石発掘体験をしたり、展示を見たりしました。僕にとって今年は恐竜イヤーです。子供大使になれて、うれしいです」と力強く語った。

恐竜について博識の真鍋は「実際の化石や仮説が、ふんだんに盛り込まれている。映画の動きも、学術的な背景に基づいていてすごい。世界中の人に見てもらって、鋭いツッコミを入れてほしい」と大絶賛。BBCワールドワイド ジャパンの宗方も「恐竜という題材ですが、一歩進歩を遂げることになりました。人間を含め、生きていくためにはいろんな生存競争があるということを、身近なドラマとして見てもらいたい」とアピールした。『ウォーキング with ダイナソー』は、12月20日(金)より全国公開