EXILEの弟分グループ・三代目J Soul Brothersのボーカル・登坂広臣が、女優の能年玲奈主演の映画『ホットロード』(2014年夏公開)で、不良少年・春山洋志役を演じることが28日、明らかになった。
原作は、漫画家・紡木たくが1986年1月号から1987年5月号まで別冊マーガレットで連載した同名作。集英社の少女漫画史上、最速で100万部を突破し、全4巻で700万部という驚異的な発行部数を記録するほどの人気を誇っている。映画は『陽だまりの彼女』(2013年)などで知られる三木孝浩監督がメガホンを取り、原作の普遍的なテーマでもある究極の"純愛"を踏襲。悩みを抱えながら生きる14歳の少女・宮市和希(能年玲奈)とバイクに命をかける心優しい不良少年・春山洋志が、それぞれ自分の居場所を探しながら共鳴し、互いに引かれ合っていく姿を描いた。
春山役に起用された登坂は、約3万人が参加した三代目J Soul Brotrhersのオーディションで、見事にボーカル座を射止めた。本作が映画初出演となる登坂は、「映画に抜てきしていただけた事はもちろん、春山という原作者の紡木たく先生、読者の皆さんの思い入れの強い存在に自分を抜てきしていただけた事に深く感謝しています」とコメント。「日頃、EXILE TRIBE、三代目J Soul Brothersのメンバーとして活動させていただいていますが、自分が音楽やエンターテイメントと向き合う気持ちと同様、この映画にも自分のできる事を全力で気持ちを注いで精いっぱい頑張らせていただきたいと思います」と意気込んでいた。
一方、「それぞれのお心の中にあるホットロードは、誰にも触れられてはならないものです」と映像化には後ろ向きだった紡木氏。ところが、「どこにもいないであろうと思っていた和希と春山がみえるように思いました」と思い直し、初対面で台本をボロボロになるまで読み込んでいた能年の姿に胸を打たれる。さらに、登坂についても、「時間をかけて考えてくださり、強い意志と努力をもって作品の中に入ってきてくださいました」と称賛。「このお二人でなければ映像化はありませんでした」と原作者も太鼓判を押している。