NECおよびNECディスプレイソリューションズは28日、Windows 8.1の操作を大画面で表示できる「PC内蔵電子黒板」を、2014年2月下旬から販売すると発表した。価格はオープン。出荷開始はボード型組込PCを搭載した場合で2014年3月下旬。
Windows 8.1搭載のボード型組込PCを内蔵できる、業務用の電子黒板。タッチパネル内蔵液晶ディスプレイ「BrainBoard」(65型、2014年1月下旬発売予定)、発売済みの昇降機能付キャスタースタンド、ボード型組込PC「TP2G」(2014年3月下旬発売予定)の3製品を組み合わせ、電子黒板として使用できる。
ボード型組込PCを搭載した場合、CPUにCore i5、OSにWindows 8.1をプリインストールするため、タブレットやWebカメラ、プリンタ、授業支援ソフトウェアなどを接続することができる。また、別途PCを接続するより配線が少ないこと、PCの配置に困らないことなどもメリットとする。
ディスプレイ部の主な使用は、液晶が64.5型(1,920×1,080ドット)、視野角が上下左右174度、コントラスト比が4,000:1、輝度が最大430cd/平方メートル。入力端子がDisplayPort(HDCP)、DVI-D(HDCP)、miniD-Sub、HDMIなど。
PC部分の主な仕様は、CPUがIntel Core i5-3610ME(2.70GHz)、チップセットがMobile Intel QM77 Express、メモリが4GB、ストレージが320GB HDD/60GB SSD(選択可能)、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000。OSがWindows 8.1 Professionalなど。
インタフェースはUSB 2.0×3、10Base-T/100Base-TX/1000Base-T×1対応有線LAN×1、Displayport×1など。電源はDC12-19V。
なお、ほぼ同様の構成で46型液晶ディスプレイを採用する「MultiSync LCD-V463-TM」も同時発表されている。