プルデンシャル生命保険は25日、顧客向けサービスにおけるペーパレス化を推進し、その利用実績に応じた金額を、全国の森林保全団体に寄付しているが、今年は、総額1503万7030円を61団体に寄付することを決定したと発表した。一部は、東日本大震災の被災地復興支援に充てられるという。

同社は、紙資源の節約とCO2排出量を削減する取り組みの一環として、2009年に「ご契約のしおり・約款」の電子ファイル版「e-約款」を導入し、2010年からは「外貨建保険料の円換算レート」のホームページ上での案内を開始しているという。

寄付金額は、「e-約款」を選択した契約1件につき50円、「外貨建保険料の円換算レート」の通知方法をはがきからホームページ参照へ変更した契約1件につき10円として算出。従来は、所定のルールで算定した額を都道府県別の団体に寄付していたが、昨年に引き続き、受け取り予定団体の厚意により、寄付金額の一部489万4130円は、宮城県、岩手県、福島県の団体に送られ、被災地復興に役立ててもらうとしている。

このたびの寄付は、2012年4月1日から2013年3月末までの期間に「e-約款」を選択した契約29万2858件と、「外貨建保険料の円換算レート」の通知方法を変更した契約3万9413件が対象となったという。寄付は今後も毎年実施する予定としている。

同社は今後もペーパレス化を推進し、ボランティア活動や寄付などを通じて環境保全にも積極的に取り組んでいくとしている。