先月、女性誌で授かり婚企画が組まれていました。内容は授かり婚を推奨するかのようなものだったため、非難の声も聞かれました。確かに子供を盾に結婚を迫るようなことは、良いとはいえません。
しかし、独身(特にアラフォー世代)の女性が結婚を焦る理由は、妊娠のリミットが迫っているという点にもあるようです。結婚と妊娠が一気に実現できる授かり婚は、「一石二鳥! 」なんていう女性も実際には少なくありません。とはいえ、授かったもののパートナーにそれを告げた途端、「え、ちょっとそれは……」なんていわれてしまっては結婚どころの話ではありません。
これはある女性の話。彼の子供をおなかに授かったのですが、それを伝えると喜んでくれるどころか「それ、本当に俺の子供か? 」と疑ってかかってきてがく然としたそう。どのような形であっても、愛し合った2人の子供ができたことをきちんと喜んでくれる男性と言うのは、結婚してからも2人の関係を良好に続けていく上で大切なことです。そこで今回は、「この人とならより良い結婚生活を送れそう」という視点から、授かり婚してくれそうな男性の特徴をご紹介したいと思います。
優しい男性
優しい男性は、悪く言えば決断力に欠けることが多いものです。長く付き合ってきたカップルの場合、交際期間の長さが影響して男性から「結婚をしよう! 」といい出すのに時間がかかってしまうことがあります。
「結婚したい! 」と言う気持ちを伝えることで相手の気持ちが動いてくれればいいのですが、今の状態に甘んじてしまっていることもありますので、子供を授かることで彼の背中を押すことができます。彼自身も結婚をしたくないわけではありませんので、子供ができたことで「きちんとした形で、自分たちの子供を育ててやりたい」と言う気持ちが芽生えてくれます。
人を信じやすい男性
次に「人を信じやすい男性」。しかし、注意点が1つ。信じてくれるからといって、決してうそをついて相手をだますようなことはしないでください。あなたが嘘をついていたとわかった瞬間、その反動で何も信じられなくなってしまいますから。
行動力のある男性
行動力のある男性と言うのは、今を楽しんで生きています。ですから、妊娠が分かってもうじうじ考えずに行動で示してくれます。授かり婚された方の話を聞いていると、こんな話がありました。
彼女としては、妊娠が分かった時、彼がどう思ってくれるかわからなかったため不安だったそうです。彼に妊娠の旨を伝えると、驚いてはいたものの次の瞬間、彼の実家に電話をして「週末、彼女を連れて家に帰る」と言ってくれたそうです。彼女の不安は一気になくなり、彼の行動力に感謝。今では2人の子供と家族4人で仲良く暮らしています。
自分の欲を満たす道具にしてはいけない
私は過去、不安な恋をしていたことがありました。結婚すればその不安は解消されると思っており、「妊娠すれば結婚ができるのに! 」と思ったことがありました。しかし、それは子供を結婚の道具にしようとしたにすぎなかったのです。
その考えの浅はかさに気づき、それからは自分の不安な気持ちをなくす目的で「結婚をしたい! 」とは思うことはありませんでした。ですから、妊娠を自分のある種の欲を満たすための道具に使おうとするのは、よくありません。また、いろいろと策略を練って男性を陥れるのも、先にお話しした通り2人の信頼関係が崩壊しかねないのでやめてもらいたいと思います。
しかし、付き合いが長くなっているカップルやある程度落ち着いた年齢のカップルの場合、結婚を意識するものの、そのタイミングを逃し続けてしまっていることがあります。何かのきっかけで結婚への決意が固まるなんてことは少なくありません。実際に、彼の転勤で結婚が決まった人、どちらかの病気やけがなどがきっかけで結婚が決まったという人をたくさん聞きます。その中に、「子供を授かった」ということがあっても自然な時代が来ているのかもしれませんね。
著者プロフィール
片瀬萩乃
恋愛作家
常に相談者の立場に立った前向きなコメントに「恋愛の楽しさを思い出した! 」「自分の気持ちに自信が持てた! 」と多くの女性からアツい支持を得ている。著書に、シリーズ合計20万部突破した『モテ本! 』『モテ本! ハイパー』『モテ本ビジュアル強化BOOK』(以上、大和書房)、『終わらない恋をするための恋愛のルール』『喜ばせハンドブック』(以上、中経出版)、『永遠に彼が夢中になる恋愛のルール』(二見書房)、新刊に『しあわせのはじまりは、ときめきから』(学研)がある。 オフィシャルサイト「恋結‐コイムスビ‐」、オフィシャルブログ「today+」も展開中。