JR西日本は28日、山口線のSL列車の運行再開に向けた試運転列車を運行する。C56形・DD51形と客車5両の編成で、往路は新山口駅10時48分発・地福駅12時14分着、復路は地福駅14時06分発、新山口駅15時0分着。

SL試運転列車の編成図

往路では湯田温泉・山口・仁保・篠目・長門峡の各駅に停車、復路は篠目のみ停車する。新山口駅への入線は10時25分頃の予定。

山口線では、7月28日からの集中豪雨による土石流の影響で、橋りょうやトンネルをはじめ多数の箇所で被害が発生した。現在も一部区間でバスによる代行輸送が続いている。山口線新山口~津和野間で、11月3日までの土休日を中心に運行予定だった「SLやまぐち号」も、すべての運転が取りやめとなっていた。

その後、地元から強い要望もあり、一部区間で運転再開が決定。11月2・3日の2日間、「SLがんばろう山口・津和野」号(レトロ客車5両)が運行されるほか、12月21日には「SLクリスマス」号(レトロ客車3両)、1月1~3日に「SL津和野稲成」号(レトロ客車3両)がそれぞれ運行される。いずれもレトロ客車(全車指定席)とC56形・DD51形による編成で、運転時刻は新山口駅10時48分発・地福駅12時14分着となっている。