スマートフォンを購入し、しばらく使っていて「動作が遅くなった」と感じたことはないだろうか? このような事象に対し、「故障したのかなぁ」「やっぱり他の機種にしとけば良かったな……」なんて考えている人は多いと思う。そこで、本稿では、スマホの動作スピードの改善方法について解説したい。
Androidスマートフォンにおいて、動作スピードの低下の原因となるもののひとつが、複数のアプリを同時に起動する「マルチタスク」だ。LINEやSkypeなどのメッセンジャー系のアプリやニュースリーダーのアプリなどバックグラウンドで動作するアプリが複数インストールしていると、それだけCPUやメモリに負担をかけているので処理能力はおちることになる。なので、この仕組みを理解しアプリを使うことが重要だ。
次に「キャッシュ」もスピードの低下も原因のひとつ。キャッシュとは、アプリが一時的に利用する作業部屋のようなもの。ここに、作業跡の残骸が貯まる事でスマートフォンの処理能力が落ちてしまう。メールや通話、Google検索といった履歴も同様だ。
なので、キャッシュや履歴はマメに掃除しよう。キャッシュや履歴を掃除するのに一番手軽なのは、キャッシュクリーナーなどのアプリを利用する方法だ。誰にでも簡単にできるので是非試してみてもらいたい。
最後は「壁紙」だ。自身で撮影した写真やイラストなどの静止画ファイルを待ち受け壁紙に設定している場合は問題ないが、ホーム画面上でアニメーションが楽しめる「ライブ壁紙」は処理能力に負担をかけているものもあるのだ。例えば、角度センサーや音センサーなどを利用しているものや、高度なCGアニメーションを使っているものだ。ライブ壁紙を使っていて、動作が重いと感じている人は、壁紙を静止画にしてみるとよいだろう。
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本稿で紹介したとおりAndroidスマートフォンは、ごく平凡に使っていても処理能力に負担をかける落とし穴がある。これらが動作速度の低下の原因になっている場合も多いのだ。これらAndroidの特性をよく理解して、スマートフォンを利用するとよいだろう。
(記事提供:AndroWire編集部)